2002-11-08 第155回国会 衆議院 法務委員会 第5号
医術開業試験というのに受かったのが明治三十年、一八九七年、二世紀も前です。その当時のお医者さんはどうやって養成していくかといいますと、医術開業試験というペーパー試験に受かればお医者さんにあしたからなれる。そのために予備校がありました。有名なのは済生学舎というんですが、これは湯島にありました。予備校に通って、ペーパー試験でお医者さんがあしたからできる、そういう制度でいいのか。
医術開業試験というのに受かったのが明治三十年、一八九七年、二世紀も前です。その当時のお医者さんはどうやって養成していくかといいますと、医術開業試験というペーパー試験に受かればお医者さんにあしたからなれる。そのために予備校がありました。有名なのは済生学舎というんですが、これは湯島にありました。予備校に通って、ペーパー試験でお医者さんがあしたからできる、そういう制度でいいのか。
もし卒業できたとしても、医術開業試験を受けることはできなかったという時代でもあったわけですね、明治の初め。今となってはもう考えられないことなのですが、恐らくこの絶対的欠格事由なども、あと何年かすれば、そんなことがあったのかというものになる条項だろうというふうに思います。
医師法は、明治九年の文部省令による医術開業試験で医師の資格が限定されたのでありますが、一方、薬剤師や薬種商は漢方の看板をあげてもいいのであります。ところが、医師だけは漢方という看板は出せない。内科とか小児科とかという看板しか出せない。こういうふうな点がありますので、これは厚生省と交渉いたします。 現在漢方医は、日本東洋医学会が約七百名の会員、うち半数くらいが実際に医者であります。
○田原分科員 現在の医師免許規程は、明治八年の文部省令と明治九年の内務省令で医術開業試験通達が公布されたのに始まっております。
そういう人が内地に引揚げて参りましたのは、いずれもこの外地引揚医師に対する特別措置によりまして、国家試験予備試験委員の行う試験という長い名前の試験でありますが、元の医術開業試験のごときものを受けまして、いわゆる現在の国家試験ではなく元の制度による医師免許状を與えられておるのであります。この興亜医学館三百六十九名のうち、内地人は七十名でありますが、そのうちでも四十七名は引揚者でございます。